日本虎門中央法律事務所の今井和男代表弁護士が2024年11月21日、同所パートナーの大鷹一郎弁護士、有賀隆之弁護士、小倉慎一弁護士、鈴木隆弘弁護士、山本一生弁護士、及びアソシエイツ弁護士の西河真也弁護士、鈴木恭平弁護士らとともに安理律師事務所北京本部を訪問され、座談会で交流しました。安理律師事務所の王清友主任、管理委員会主任の孟氷弁護士、管理委員会委員の姫軍弁護士、李学輝弁護士らが来訪者を温かく迎えました。双方は外国法共同事業設立10周年を共に祝い、今後の協力の方向性及び安理東京事務所の将来の展望について深く意見を交換しました。安理東京事務所の主任殷宏亮弁護士が通訳を、姫軍弁護士が進行役を務めました。

進行役：姫軍弁護士

王清友弁護士が安理を代表して遠方から訪れた虎中一行を心より歓迎する意を表しました。王清友弁護士は、「安理は今回の訪問を非常に重視しています。なぜなら、今回の訪問は日中法律事務所の交流であるのみならず、日中弁護士業の交流でもあり、互いに高めあうことができるからです。過去数年の協力の中で、日本の弁護士の繊細で周到な仕事ぶりに感銘を受け、また、今井弁護士や姫軍弁護士らを代表とする弁護士が共同事業の推進過程で果たした日中架け橋の役割に感謝しています」と述べました。王清友弁護士は、虎中の仲間たちと安理で集うことができことを非常に喜びました。今回の集いは外事交流であるとともに、共同体である家族の帰宅を出迎える意味もあったのです。

共同事業をどのように理解したらよいでしょうか。名称は合弁の法律事務所となっていますが、その本質は、共通の法律のポリシーに基づいた、「婚姻」の締結によって育まれた結晶のようなものです。まさにそうであるからこそ、来賓あいさつで虎中の今井和男代表弁護士は、「ただいま」という温もりある言葉で自らの帰属意識を表現されました。彼にとっては、初対面の弁護士も多かったにもかかわらず、どこかで会ったことのあるように感じるのは、まさしく共同事業がもたらす絆であり、互いを気にかけているということでしょう。共に奮闘した歳月を振り返り、今井弁護士は、「FOR THE CLIENTS 」、「NEVER GIVE UP」、「FIGHT FOR JUSTICE 」をポリシーとする共通認識に基づくからこそ、双方は志を共にして前進し、日中両国の顧客に優れたリーガルサービスを提供することができ、互いに良き友人・良き兄弟・良きパートナーとなることができ、そして、共同事業の発展を共に推し進めることができるのだ、と強調されました。

安理と虎中がプレゼント交換

殷宏亮弁護士による虎中・安理外国法共同事業の紹介

有賀隆之弁護士による虎門中央法律事務所の紹介

安理上海事務所執行委員会主任の陳軼凡弁護士による安理律師事務所の紹介

交流会では、日中両国の文化的特色に富んだプレゼントを交換するとともに、今井弁護士は直筆の書「一心同体 全力前進」を安理に贈り、双方が共に追求する崇高な法律事業のために手を携えて共に前進し、粘り強く勇気を奮い起こして邁進するという希望を託されました。その後、虎中・安理外国法共同事業、虎中・安理の両事務所及び座談交流に参加した弁護士を紹介しました。

山川異域、風月同天。安理管理委員会主任の孟氷弁護士がまとめのあいさつの中で、「共同事業により、双方は法律事業のウィンウィンを実現するとともに、志を共にして前進し、共に見守り助け合う良き友人となりました。将来を展望し、一心同体の理念のもと、双方が絶えず革新し、より一層良質・高効率・オールラウンドなリーガルサービスを顧客に提供し、共に素晴らしい明日を創造できることを確信しています」と述べました。

日本で最も早く日中の外国法共同事業を設立した中国法律事務所の一つとして、安理は虎中と手を携えて協力し、顧客に全面的かつ専門的なリーガルサービスを提供することに尽力しています。長年にわたり、この共同事業は日中合弁という独特の優位性を生かしきました。そのなかでもとりわけ、人数が最も多く、規模も最大である事務所として、業務レベルに抜きんでた、日本で幅広い影響力を持つ弁護士を多く集結させています。これにより、日中の経済貿易取引に従事する顧客は、日本法と中国法を区別することなく、一貫性のある、良質でかつシームレスなリーガルサービスを受けることができ、ビジネス活動の利便性と効率性を大幅に向上させることができています。

虎門中央法律事務所は創立以来一貫して、企業法務・金融法務を中心に、企業危機管理及び企業コンプライアンスの確立に取り組んでこられました。虎門中央法律事務所は「経済の法務パートナー」を目指し、「FOR THE CLIENTS 」、「NEVER GIVE UP」、「FIGHT FOR JUSTICE 」をポリシーとし、顧問先や依頼者が各種企業活動を展開するために必要な幅広い法務サービスを提供されており、最近では前知的財産高等裁判所所長の大鷹一郎弁護士を招き入れ、業界から高く注目されています。卓越した専門的サービスにより、「虎中」（とらちゅう）の愛称で、依頼者から幅広い称賛と信頼を得ています。

一心同体、手を携えて共に前進する。今回の交流では、外国法共同事業設立10周年という歴史的シーンに立ち会い、安理東京事務所が新たな発展段階への章を開いたことを実感しました。将来を展望すると、グローバル経済の一体化が深く推進され、日中の経済・貿易がますます頻繁になるにつれて、リーガルサービスの需要はさらに多元化、複雑化していくことでしょう。安理は自らのリソースの優位性をいかんなく発揮し、東京事務所共同事業を重要な礎として、虎門中央法律事務所との協力を深め、渉外法律人材の育成に力を入れ、日中両国の顧客により一層高効率かつ良質なリーガルサービスを提供すべく、国際的なリーガルサービス市場を積極的に開拓するための基盤をしっかりと築き、国際化の発展目標に向かって揺るぐことなく前進していきます。